馬科
馬インフルエンザ:感染力の強い呼吸器ウイルス
馬インフルエンザは急速に広がり、大規模な集団発生を引き起こします。予防にはワクチン接種とバイオセキュリティが不可欠です。
馬インフルエンザは、A型インフルエンザウイルス(H7N7およびH3N8亜型)によって引き起こされる、非常に伝染力の強いウイルス性呼吸器疾患です。ワクチン未接種の馬の間で急速に広がり、競馬や馬術競技の運営を停止させかねない集団発生を引き起こします。致死的になることはまれですが、多大な経済的損失や競技能力の後退をもたらします。
重要なポイント
- 馬インフルエンザは馬の最も伝染力の強い疾患の一つです
- ウイルスは最大50メートルまでエアロゾル飛沫を介して、また汚染された手・衣服・器具を介して広がります
- 症状には突然の発熱、乾いた咳、鼻汁、筋肉痛が含まれます
- ほとんどの馬は2〜3週間で回復しますが、競技能力は数か月にわたり影響を受けることがあります
- ワクチン接種は予防の要です。リスクの高い馬には6か月ごとの追加接種を行います
- 休養が極めて重要です。早すぎる復帰は合併症を引き起こします
ウイルスの広がり方
馬インフルエンザは、咳やくしゃみによる呼吸器飛沫を介して広がります。感染した馬との直接接触が主な感染経路です。手・衣服・馬具・ブラシ・飼料用バケツを介した間接的な感染もよく見られます。ウイルスは表面上で数時間から数日間生存します。感染した馬は7〜10日間ウイルスを排出します。過密な環境、輸送によるストレス、換気不良は感染を増大させます。
ワクチン接種と予防
ワクチン接種は最も効果的な予防手段です。基礎接種は生後6か月から開始する2〜3回の接種です。追加接種はリスクに応じて6〜12か月ごとに行い、リスクの高い馬(競走馬、ショーホース、預託厩舎の馬)には6か月間隔が必要です。移動や競技の少なくとも2週間前に接種します。混合ワクチンはインフルエンザ、EHV、破傷風を予防します。新しい馬の検疫、器具の共用を避けること、手指衛生の実践といったバイオセキュリティ対策がワクチン接種を補完します。
すぐに獣医の診察を受けるべき場合
- 馬に突然の発熱、咳、鼻汁が見られる場合
- 複数の馬が同時に発症している場合
- 馬が最近、ショー、競馬、または預託施設にいた場合
- 筋肉痛があり、動くのを嫌がる場合
- ワクチン接種状況が不確かか、接種期限を過ぎている場合
この記事は一般情報です。緊急時は +853 6677 6611 まで。