メインコンテンツへ移動
予防医療

犬と猫の便秘:原因、治療、そして予防

便秘はペットによく見られますが、放置すべきではありません。何が原因となるのか、家庭でどのように和らげるか、そしていつ獣医の診察が必要となるかを学びましょう。

健康ライブラリ予防医療犬と猫の便秘:原因、治療、そして予防

便秘(便の排出が困難、または頻度が少ない状態)は、犬や猫、とくに高齢のペットによく見られる問題です。軽度の場合は簡単な食事の変更で改善することが多いものの、慢性的な便秘は宿便(便をまったく排出できない状態)や巨大結腸症(結腸が機能を失う重篤な疾患)につながることがあります。原因を理解し、いつ対処すべきかを知ることで、これらの合併症を防ぐことができます。

重要なポイント

  • 便秘は犬よりも猫に多く見られ、とくに高齢の猫に多くなります
  • 脱水は、ペットの便秘の第1の原因です
  • 高繊維の食事と十分な水分摂取が、最良の予防策です
  • 排便時のいきみは、尿のトラブルと間違われることがあります。よく観察しましょう
  • 慢性的な便秘は、とくに猫において巨大結腸症につながることがあります
  • 獣医の指導なしに、人間用の下剤をペットに与えないでください

便秘の原因は何ですか?

最も一般的な原因は脱水です。体内に十分な水分がないと、結腸が便からより多くの水分を吸収し、便が硬くなって排出しにくくなります。その他の原因には次のものがあります:低繊維の食事や過剰な骨の摂取(生食でよく見られます)、運動不足(腸の運動を遅らせます)、肥満、猫の毛玉、骨盤の損傷や狭窄、特定の薬の副作用(抗ヒスタミン薬、オピオイド)、ストレスや習慣の変化、関節炎(しゃがむことが痛いため、ペットが排便を我慢します)、そして腎臓病、糖尿病、甲状腺機能低下症などの基礎疾患。オスの猫では、尿道閉塞は別の緊急事態です。猫が排尿ではなく排便をしようとしていることを必ず確認してください。

注意すべきサイン

便秘の兆候には次のようなものがあります。排便しようとする際にいきむ、または鳴き声をあげる、小さく硬い乾いた便をする、排便の回数が減る(猫の場合は1日1回未満)、粘液や血の混じった便が出る、詰まりの周囲から少量の液状便が漏れる(下痢と間違われることがあります)、食欲の低下、嘔吐、元気がないなどです。トイレに座ること自体が痛い場合、猫はトイレを使わなくなることがあります。便秘の猫が何日も排便しない状態が続くと、巨大結腸症を発症するリスクがあります。

家庭でのケアと予防

軽度の便秘の場合は、水分摂取量を増やしましょう。ドライフードに水を加える、ウェットフードを与える、ペット用給水器を使用するなどです。食事に食物繊維を加えましょう。無糖のかぼちゃ缶(パイ用フィリングではないもの)、サイリウム(オオバコ)の殻(Metamucilなど、獣医師の指導のもと適切な用量で)、犬には小さじ1杯のオリーブオイルなどです。運動量を増やしましょう。定期的な散歩は腸の運動を促します。猫の場合は、定期的なブラッシングで毛玉の形成を減らせます。トイレを清潔に保ち、いつでも使えるようにしましょう。獣医師の指導なしに浣腸、鉱物油、人間用の下剤を与えてはいけません。危険を伴うことがあります。

獣医による治療が必要なとき

家庭でのケアで48時間以内に便秘が解消しない場合、またはペットが明らかに苦しんでいる場合は、獣医による治療が必要です。獣医師は身体検査(直腸の触診を含む)を行い、結腸の状態を評価するためにX線検査を行うこともあります。治療は、脱水に対する皮下輸液から、(鎮静下で詰まった便を取り除く)用手摘便、専門家による浣腸まで多岐にわたります。重症の場合は、点滴輸液と便軟化剤を用いた入院治療が必要となります。便秘を繰り返すペットには、処方食である高繊維食や、腸の運動を促進する薬が推奨されることがあります。

すぐに獣医の診察を受けるべき場合

  • ペットがいきんでいるのに48時間以上排便がない
  • 排便しようとする際に鳴き声をあげたり、痛みの兆候を示したりする
  • 少量の水様便が漏れている(詰まりを示している可能性があります)
  • 便秘に加えて嘔吐している
  • 便の中や周囲に血が見られる
  • 便秘の猫が24時間以上食事をとらなくなっている

RVCがサポートできること

RVCでは便秘のペットに対して総合的な消化器ケアを提供しています。徹底した検査、腹部X線検査、安全な専門的浣腸、処方食や薬を含む長期的な管理計画をご用意しています。慢性的な便秘のケースでは、食事、水分補給、薬の適切な組み合わせを見つけ、ペットが快適に過ごせるよう飼い主様と一緒に取り組みます。+853 6677 6611までお電話ください。

この記事は一般情報です。緊急時は +853 6677 6611 まで。